【UK TOUR】Part 3. @Cotswolds & Meet Hollywood movie.
UKツアーのブログも今回で最後となります。
後半は観光・エクステリア視察も兼ねて、美しいカントリーサイドの古い村々が今でもそのまま残る「コッツウォルズ」という町に行きました。
まさにピーターラビットが現れるのでは?と思わせる独特の風景を堪能しました。
そして、この日も雨からのスタートとなりました。
今回は現地のバスツアーに同行させていただくような形をとり、丸一日コッツウォルズ漬けとなります。
マイバス社のツアーを利用しましたが、添乗員が日本の方でイギリスのことからコッツウォルズのことまで親切丁寧に説明していただきました。 なにせ、ツアーで海外に行ったことがないもので、こんなに何も下調べもせずに楽に旅行ができるものとは、と歓心しました。 ただ、自由時間が少ないのが難点ですね。 協調性に欠ける私にはやはり自由気ままな単独旅行が向いていると感じました。笑
今回訪れた村は、ウィリアム・モリスが「英国で最も美しい村」と称賛した「バイブリー」、チャールズ皇太子が時々お見えになる「テットベリー」、「コッツウォルズ地方のベニス」の別名を持つ「ボートン・オン・ザ・ウォーター」、羊毛マーケットで栄えた「ストウ・オン・ザ・ウォルド」 この4つの村を巡るツアーでした。
こちらの写真はバイブリーですが、本当に田舎の集落のようで観光で来たらまずいんじゃない??と思ってしまうほどでした。
閑静な住宅地で大声出したらいけないよ、必然とそんな気分になります。 犬の散歩をしているローカルの方もいらっしゃって、小鳥のさえずりと川の流れる音しか聞こえないくらい静かにゆったりと時間が過ぎていくようでした。
日本とイギリスの大きな違いは、ロンドン市内でも郊外でも地価は同じ、家の価格も同じなんだそうです。
むしろ古い家ほど価値があるようですね。 買った時よりも数倍の値段が付くそうですよ!
投資家の方々はイギリスで小金を稼ぐ際、新築の家を買って人に貸しローンの返済が終わる数十年後に売って数倍の金額を手にいれる、そんなことを繰り返してるみたいです。
日本では古くなればなるほどに家の価値は下がりますよね。レンガ造りと木造建築の違いもありますが、それは気候や天災の頻度にもよります。 その土地その土地によって風土にあった家造りもあるので、一概に良し悪しありませんが、地震の少ないイギリスではレンガ造りが多く、腐食や劣化の少ない石造りは14世紀に建てられて以来、表情をあまり変えずそのまま残るんですねー。素晴らしい。
この地区にあるコテージの大半はナショナルトラストによって管理され、今も住居として使われています。
コッツウォルズの家に使われているレンガは独特な素材のレンガを使用しています。
この土地でしか取れない黄色みを帯びた通称「ライムストーン」とも呼ばれる石灰岩「コッツウォルズストーン」を使った建物が特徴的です。
イギリスの曇り空に絶妙にマッチした淡いレンガは、地層によって取れる色が変わるそうです。
そしてこのバイブリーには4つ星ホテル「スワンホテル」があります。
1650年創業の歴史あるこのホテルは、今尚人気のスポットです。 最近では日本人が結婚式を挙げることが多いそうですよ。
ですが、結婚式よりもコッツウォルズの街並みが綺麗過ぎて思わず見とれてしまうくらい、と言われているそうで・・・・
その次は「テットベリー」という町に行きました。
こちらにはチャールズ皇太子の別荘があり、その名も「HIGH GROVE」と言います。
オフシーズンにはロイヤルファミリーでお越しになり、ゆっくりと過ごされるそうです。
当時はダイアナ妃も訪れ休日を過ごしていたり、と英国王室らには大変思い出深い場所なんでしょうね。
ハイグローブのイングリッシュガーデンが有名です。ですが、今回のツアーにハイグローブは組み込まれておらず、非常に残念でした。
そのかわりと言っちゃなんですが、日本の皇室ではまずあり得ませんが、テッドベリーにはチャールズ皇太子が経営しているお店があります。
お店の名前もまた、「HIGH GROVE」です。
ここで得た収益は全て慈善事業やチャリティーへ寄付されているそうです。
日本ではあまり馴染みのないブランドですが、オリジナルの素敵な商品がたくさんありました。
いやー、それにしても写真がありません。本当に申し訳ないくらいに無いです泣 コッツウォルズ編はこれが限界ですね。すいません。
後は、ご自身の目で・・・・・
そして最終日に、セントジェームスパークからヨーク公記念碑を通ってピカデリーサーカスの駅に行こうとしていた時、
アレ?なんか騒がしいぞ・・・
ちょうどヨーク公記念碑の前ぐらいです。 なんかの撮影?? 映画?? ドラマ??
やけに古い洋服を着た演者の方が多く、ギャラリーの中にも探偵のような格好した追っかけ?なのかわかりませんが、一眼レフ片手にシャッター連写・・・ あ、もうこれは間違いない!!
「シャーロック・ホームズ」の撮影や!! ハリウッーーードや!!
スタッフが一生懸命に霧を人工的に作り、雪のようなパウダーを撒き散らしていました。
ギャラリーの方も「シャーロック、シャーロック」言ってましたし、その場でネット検索しましたら「シャーロックホームズ3」製作中となっていたので、ほぼ間違いないかと思います。
ロバート・ダウニーJr どこやー?! ジュード・ロウどこやーーー?1
完全にミーハーでしたね。なかなかハリウッドの撮影に出くわすことなんて無いですからね。そりゃ興奮しますよ。
結局、かなり粘りましたが帰国日ということもありなくなく撮影途中で断念しました。 しかも尋常ではない寒さだったので。
貴重な体験出来ました。
今回の旅では、得ることも多かったですが失ったモノもありました・・・・
しかし、トータルしても英国にはとてつもない魅力がたくさん御座います。
モノを大事にする文化。 伝統を守る文化。 歴史を重んじる文化。
スーツに関しても、消耗品とは思ってほしくありません。
長く大事にお使い頂けるよう、生地の素材選びから細かなディティール、それとメンテナンス方法までしっかりご提案させていただきます。 スーツはいかにカッコよく着こなすか、ではなく、いかにひけらかさずに着るか、でしょう。
英国に特化した当店は、スーツスタイルはもちろんのこと本物の伝統を守っていくことも大事だと思っております。
少しでも英国のことを色んな方々に知って頂く為、使命としてこれからも唱い続けます。
以上、2015 UK TOUR でした。
今は無き一眼レフを持つ私。 泣
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Belgravia & Sons.(ベルグラヴィア&サンズ)
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