A present-day coat, I look back to the past.
昨日今日辺りから、福岡もやっと寒くなってきました。
暖冬と言われている今季は、ローゲージ素材の動きが鈍いかと思いきや400gmsオーバーが意外と動いております。
寒いからというよりは、やはり季節感のある服を身に纏うことの重要性が高まっているのではないでしょうか。
そんな今シーズンはオーバーコートの需要が増えております。
アルスターコート W&Bill Classic Coating 21548 Fabric ¥145,000〜
軽い!着やすい!持ち運びが便利!
という世間の謳い文句とは正反対を突っ走る、まさに「鎧」のようなオーバーコートです。
540gmsと比較的ウェイトの軽い素材ではありますが、
重い!肩が凝る!持ち運びしにくい! ケンカでも売っているのか?と思わせる3拍子揃ったコートです。
ダブルのチェスターフィールドコートとは違う? と思われているかもしれませんが、1860年代には既に存在していたであろう歴史のあるコートです。チェスターフィールドコートより前、もっと言えばトレンチコートの原型がこのアルスターコートです。
アルスターという名前はアイルランドの「アルスター」という地域からきているそうです。
アイルランド人口の倍の数羊がいると言われています。
それだけイギリスは昔から羊毛とは密接な関係があると伺えます。産業の1つですね。
下衿よりも上衿が大きいのが特長です。 なんとなくPコートに似ています。
あくまで私の推測なんですが、アルスターコートもダブルになっていることから、Pコートのディティール同様、北の寒い国では暴風対策として、上前・下前両方でボタンを掛けることができるよう配慮されていたのではないでしょうか。
袖口もターンナップカフス仕様となっており、背中もバックベルト付いています。
アルスターコートを仕立てて頂いている工場は、国内マシンメイドの最高峰と言われております、東北のとある工場にて縫製して頂いております。
細部にまで手を抜かない素晴らしい最高峰のモノづくりと、仕立ての良さを是非体感してください。
チェスターフィールドコートも随時オーダー受付しております。
セミチェスターが多い中、正統なチェスターフィールドコートは新鮮に見えます。
上衿はベルベット、前ボタンは比翼、腰PチェンジP仕様、これだけでクラシック感はググっと出てきますね。
上衿をベルベットに、腰PはチェンジP仕様、フロントボタンは3つの比翼仕様、これだけ抑えておけばクラシック感はググッと出ます。
ここまで抑えたのなら次はアンブレラでしょう。
また次回。
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BELGRAVIA & SONS(ベルグラヴィア&サンズ)
■TEL 092-403-1256
■営業時間 AM10:00~PM7:00 ■定休日 毎週火曜日・第3水曜日
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