【GREENBOOK】the impression of a movie.
久しぶり映画の品評です。
結果から言いますと、とてもよく出来た映画でした。
歴史、文化、ファッション、そして人種問題。
どれもバランスの良い映画でした。
実話を元にインスパイアされた映画であり、今年アメリカでも大問題になった(Black Lives Matter)
そうです、ジョージフロイドさんのあの事件です。
あの問題もあったせいか、この”グリーンブック”が注目されることになりました。
もしかするとネタバレの可能性ありますので、まだご覧になっていない方はまず映画を観て欲しいです。
1962年アメリカ、当時のことは私自身も把握できておりませんでしたが、ここまでひどい人種差別があったとは知りませんでした。
そもそも”GREENBOOK”ってなんぞや?って所から始まります。
GREENBOOK(グリーンブック)とは
アメリカ合衆国が人種隔離政策時代の1930年代から1960年代に、自動車で旅行するアフリカ系アメリカ人を対象として発行されていた旅行ガイドブックである。書名は創刊者であるヴィクター・H・グリーンに由来し、「グリーンによる黒人ドライバーのためのガイドブック」というほどの意味になる。通常は単に Green Book と呼ばれた。
地域によっては、黒人にサービスを提供する事業者のほうが稀で、黒人は広い国土を自動車で旅行するのがとても大変な時代でした。
黒人がマイカーで旅行しようとする場合には、例えば、トイレを利用させてもらえない場合に備えて車のトランクに簡易トイレやバケツを用意しておいたり、飲食店やガソリン・スタンドを利用させてもらえない場合に備えて食料やガソリンを余分に用意しておく必要があったそうです。
そんな時代に Green 氏は、黒人が利用できる飲食店・ホテル・民宿・ガソリンスタンド・娯楽施設・ガレージなどを案内(名称と住所を記載)するガイドブックとして “The Negro Motorist Green Book” を自費で出版し始めました。
“Green Book” がカバーする範囲は当初はニューヨーク市だけだったのですが、後には米国だけでなくカナダやメキシコなども含む北米の大部分をカバーするようになりました。
当時は黒人が踏み入れてはならない場所、白人のみ利用が許された場所など、黒人の方々は非常に住みにくい時代でした。この映画を通じてここまで酷かったのかと悲痛な思いを感じました。
そもそもですが、”GREENBOOK” などと言われる本自体が存在することが、おかしな話ですよね。
なぜ肌が黒いだけでここまでの仕打ちを受けないといけなかったのか。
現在でもKKK(白人至上主義団体)の存在など、まだまだ消えることはありませんが、人権問題として私たちアジア人ももちろん知っておく必要は十分にあります。
そして当時のファッションにも注目です。
60’s スーツスタイルも改めていいですねー。スーツ以外の着こなしにも注目したい所です。
劇中のドン・シャーリー(マハーシャラ・アリ)の繊細な振る舞いや所作、現代では見かけないですね笑
この立ち振る舞い、テーラーリング、スーツを綺麗に着ることと近い感覚ではないでしょうか。
普段はいいんです。ただスーツを着たときぐらい綺麗な所作でいて欲しい。
たったそれだけの動作が、その本人の魅力を引き立てます。
よければ是非。
https://youtu.be/awUd_khNEcc
https://youtu.be/H6XZ7XiNdi8
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