Freemasonry’s Eye Contact .
仕立ての良いスーツを見ると、このスーツに関わる様々な職人や想いが詰め込んだ珠玉の一着だなと、心から感動させられます。
TPOに合わせた縫製、毎度同じ縫い方をしては素材の特色を殺してしまうことも稀にあります。
今回ご紹介するJKTは、HANDGRADEでのお仕立てのご紹介です。
一部手縫いを盛り込んだこの縫製は、最も重要な部分を手縫いで行い、直線縫い等はマシンで行ういわば、効率良く且つコンスタントに最高級の仕立てを提供するBESPOKEに最も近い縫製です。 満足しないワケが無いです。
一般的に見ると、スーツはどれもスーツ、一緒のモノだと認識しておられる方が大半かと思います。
カジュアルな洋服は、一目で違いが分かるのでバリエーションもジャンルも豊富にあり選び甲斐ありますよね。
一方、スーツが好きな方はマニアックな方が多いです。見えない所に拘りを持つ、いわばマスターベーションの世界。
見る人が見れば分かる感覚、フリーメイソン(秘密結社)同志のアイコンタクトのようですね。
会話をせずとも分かり合える1つのツールのようなもんです。
ドレープもしっかりあり、袖付けも非常に綺麗に仕上がっておりました。
今回一番注目して欲しいディティールは、上衿の部分です。上衿を一枚で仕立てることにより、もたつきが無く首に吸い付くような綺麗な昇りを演出します。
衿越しも少し高めに設定しますので、後ろから見たシルエットはとても良いです。
肩で着るスーツ。
首と肩にしっかりとJKTが乗っていれば、可動域もさらに広がり想像以上の着心地を味わえます。
ある程度オンスのある生地(400gmsあたり)を使っても、全く重さを感じることはありません。
どう考えたってマスターベーションの世界ですね。 でもこれでいいんです。いやこれがいいんですね。
決してひけらかさない、さりげない拘りこそが最高のお洒落だと常々思っております。
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Belgravia & Sons.(ベルグラヴィア&サンズ)
■TEL 092-403-1256
■営業時間 AM10:00~PM7:00 ■定休日 毎週火曜日
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