MADE TO ORDER ” BAKER BOY CAP”
今年からオーダー開始させて頂くことになりました ”BAKER BOY CAP” ベーカーボーイキャップ
馴染みのないネーミングですが、通称:キャスケットのことです。
因みにキャスケットはフランス語の1つで、アメリカでは”NEWS PAPER CAP”とも呼びます。
ベルグラヴィア&サンズでは英国コンセプトなのでBAKER BOY CAPと呼びます。
要は1900年初頭、労働階級の人々が被っていた帽子。
新聞の売り子やパンの配達をしていた少年らがこぞって被っていたことからこのネーミングがついたそうです。
20世紀中盤からはファションアイテムとして愛用されており、現在では階級社会においても満遍なく使用されております。
当時、上流階級といえばボーラーハットやフェドーラハット、シルクハットが象徴とされていたようで、時折スポーツの際にはハンチング(フラットハット)は使用してたようです。
昨今に日本、及び世の中のスタイリングがスリムシルエットになっておりますので、どうしてもハットを被るとハットだけが強調されてしまい、全体的なボックスシルエットから二等辺三角形を反対にしたようなシルエットになりがちですね。身長もあってスッキリした体型だと尚良しですが、如何せん日本人だと麻○太郎先生のようにボルサリーノをさらっとスタイリッシュに?!笑 ってなワケにはいかないものです。
英国出身のスポーツ選手や俳優さんがプライベートでも被ってますが、スーツにも私服にもこれが意外と良くて、ハットのように決まり過ぎない所が良いのでしょう。
そしてBAKER BOY CAPはクラシカルなスーツスタイルにベストマッチするんですよ。
スリムなスーツよりもゆったりとしたスーツの方が尚良しです。(恰幅の良い方最高にベストマッチです)
ブリティッシュスタイルには欠かせないアイテムの1つですが、非常に万能な帽子です。
これをオーダーで展開することになりました。
スペックとしては、
・サイズ展開 55〜63cmまで対応 (当店にサイズゲージ56〜61cmまでご用意しております)
・伝統的な8枚ハギ(8パネル)で作成。
・クラウンが2タイプ(Urban Field / Birmingham )
・当店で取り扱いのある全ての生地にて作成が可能
※スーツオーダー時、同じ生地で作ることも可能。
【ORDER PRICE】
¥18,000+tax 〜 (生地により金額が変動します)
クラウンのタイプは2種類ご用意しております。
まずは”Urban Field(アーバンフィールド)” というタウンユースでも使いやすいスッキリとしたシルエットが特徴のタイプです。一般的にはこちらをオススメ致します。
次にこちらの”Birmingham(バーミンガム)”というモデルは、クラウンにボリュームを持たせたよりクラシカルなシルエットが特徴です。
イギリス中部にあるバーミンガムという町は当時、工業都市で炭鉱山があったり自動車や航空機や化学薬品工業が盛んであり、その為か町の全てが煤煙で黒一色となり、光化学スモッグにより太陽が隠され一日中闇に覆われ、通称ブラックカントリーとも呼ばれていたそうです。
1920年、工業が盛んな街というのは同時に治安も悪く、労働階級の厳しい経済的剥奪から誕生したギャング、現在では海外ドラマの元ネタにもなっております”Peaky Brinders”がまさにこの街で生まれたようです。
内側ライニングのトップ部分はポマードを付けた状態で被っても生地に浸透しないようカバーしております。
既製品としても少しずつ展開しますので乞うご期待下さい。
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BELGRAVIA & SONS(ベルグラヴィア&サンズ)
■営業時間 AM10:00~PM7:00
■定休日 毎週火曜日・第2,4水曜日
■TEL 092-403-1256 (オーダーは要予約)
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