【ORDER】SEMI CHESTERFIELD COAT.
すっかり定着して来たチェスターコートですが、以前もブログでお伝えしたことありますが、チェスターフィールドコートとセミチェスターフィールドコートの違いをおさらいさせて頂きます。
近年、巷で着用されているチェスターコートのほぼ大半は”セミチェスターコート”と言って良いでしょう。
正式なチェスターコートは既製品では殆どの見かけなくなりました。
名称が長くなることから最近は総評して”チェスターコート”と呼んでいます。
この絵はとても分かりやすく分類してます。
左に立っている紳士が、ウェストをグッと絞ったコート、 ”ドレスチェスターコート” いわゆるモーニングコートですね。
右側のボーラーハットを被った紳士が “サックチェスターコート” 今で言うチェスターフィールドコートです。
中央のシルクハットの紳士は、袖先とコートの裾にステッチがあるような気がするので、おそらくカバートコートだと思います。
ドレスチェスターコートはウェストを絞ることでドレススーツ 感が増しますね。
モーニングを作る際、背の作り込みの関係でフロントに切り替え線を入れます。それを利用して細腹からウェストを絞って綺麗なシェイプを出せるんですね。
因みにモーニングはオーバーコートではないので中にスーツは着ていません。なのでこれぐらいバシッと着れます。
チェスターフィールドコートはあくまでもオーバーコートなので、スーツの上から着る服です。
上記の絵のようにボックス型、前ダーツの無いサックコートが基本になります。
チェスターフィールドコートの基本ディティールは、
・フロントボタンは比翼仕立て(ボタンが見えないようになっている)
・上襟がベルベットになっている(カラークロスまで共布仕様)
・腰ポケットはフタ付き
と言うことはやはり近年のチェスターコートは殆どが”セミチェスターコート”と言うことになりますね。
因みに、なぜ上襟だけベルベットを使うかと言うと、フランス革命で処刑されたルイ16世と、その妃マリー・アントワネットを弔う気持ちを表したものと言われております。(マリー・アントワネットはパリのコンコルド広場で公開処刑されています)
前記からお話ししていました ”セミチェスターフィールドコート” の仕上がりです。
【ORDER】Semi Chesterfield Coat ¥80,000〜
日本のビジネスシーンにおいて一番使いやすいデザインでは無いでしょうか。
フロントボタンは打ち抜き、上襟は同じウール素材、腰ポケットはフタ付きですが、スラントにしてます。
少し寒い時は襟を立ててもいいですね。
内側もしっかり作り込みされております。
タウンユースに作るも良し、クラシックに作るも良し。
【ORDER】Semi Chesterfield Coat ¥80,000〜
納期は約1ヶ月程です。
サイジングに不安のようでしたら仮縫い(有料)も行っております。
ご来店、お待ちしております。
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BELGRAVIA & SONS(ベルグラヴィア&サンズ)
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