LONDON Trip 2017 (No’4) 〜HUNTSMAN & SONS〜
いよいよ3軒目の老舗テーラー、” HUNTSMAN & SONS “へ
今もっともSavile row界隈で高額なテーラーです。
そして映画業界と手を組んで一気に名前が知れ渡ったことでしょう。
そう、あの映画の舞台にもなったテーラーです。
” KINGSMAN “ ですね! 現在でもこのプレートが付いてました。
こちらのオーナーとKINGSMANの監督が非常に仲が良い?とのことでこの映画が生まれたようです。
次回公開の最新作は既に撮り終えているそうなので、非常に楽しみですね〜
そしてこちらでもオーナー直々のアテンドで、HUNTSMANとは?などあれこれ伺うことができました。
さっそく店内に入るとすぐ目に止まるものがあります。
2体の鹿の剥製。
英国では、鹿の剥製は自宅の玄関に飾ると守り神になってくれるので入口から悪いものが入らないようにとよく飾っているそうです。
オーナーが私たちに、「この2体の鹿の話を聞かれたことありますか?」と尋ねられたので、「いいえ」と答えました。
”1920年に、とあるカスタマーが2人来店されたそうです。
ちょうどお昼時だったので、
「今から一旦食事に行ってくるのでこの鹿の剥製を預かっててもらえますか?」
「かしこまりました。」
・・・・・それから月日は流れ、2017年現在に至るそうです。
カスタマー様のお荷物を100年経とうとしておりますが、大事に保管しているほっこりエピソードです。
当時の持ち主の名前もしっかり書かれておりました。
粋な演出その1です。
こちらが現在、HUNTSMANのヘッドカッターをなさっているDario Carnera氏。
優しい笑顔と紳士なお声かけで私たちを迎えてくれました。
今回3軒行かせてもらいましたが、各ヘッドカッター、みなさん坊主ですねw
全く英語のわからない、喋れない父はとにかく笑顔でアピール。
職人さんとは魂で会話をしていることでしょうw
写真右上に型紙がぶら下がっていますが、お分かりでしょうか??
簡単には手に届かない場所にあるたくさんの型紙たち。
実はこちらの型紙は全てお亡くなりになった方々のものだそうです。
ハンツマンなりのカスタマー様へのリスペクト。 素晴らしい表現方法の1つですね。
粋な演出その2です。
当時の名簿です。
HUNTSMANはオリジナルのツイード生地を所有しております。
私も知りませんでしたが、毎年プロアマ問わずツイードテキスタイルの柄を募集をしているそうで、見事1位に輝くとあなたが考えた柄で実際に生地を製作して、尚且つその生地を使ってビスポークでジャケットを製作してくれるという特典。
※因みに今回賞を獲得した柄は、写真左下のオレンジと赤とグレーのマドラスチェックのような柄だそうです。
粋な演出その3です。
ヘッドカッター、Dario Carnera氏とパシャリ。
今回アテンド頂いたHUNTSMAN CEOとパシャリ。
このフィティングルームはもしかして・・・・・
まさに!
先ほどをお見せしたこの写真の真ん中に写っている女の子。
私は以前からネットで見てて、かっこいい女の子が粋なテーラーのアンダーカッターをしているなと思ってましたら、本当に居ました。
” Kimberley Megan ”
自身もブランドを立ち上げて服を製作しています。
なんかかっこいいんですよね。 個性もあり、自分をしっかり持っているスタイルが。
指輪どんだけ付けてんだよ!というぐらい付けてます。まぁそれも個性。いいんです。
これはチャンス!と思い、ご一緒にパシャリ。
なんとも顔の大きさが・・・・ 同じ人種とは思えません笑
平たい顔族は東洋人には敵いませんね。
最近では、”キャサリン・サージェント” 初めてサヴィルロウで女性がテーラーを開業しましたね。
ギーブス&ホークスで15年勤め、女性初のヘッドカッターまで上り詰め、独立。
顧客の30%は女性だそうで、男性の嗜みの世界と思いきや、女性も頭角を現してきました。いいことだと思います。
彼女もいつか、テーラー業界を担うようになってくれることを願います。
次回は番外編をお届けします。
No’5へ続く・・・・
https://youtu.be/4f59ZtVeTr0
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BELGRAVIA & SONS(ベルグラヴィア&サンズ)
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