LONDON Trip 2017 (No’3) 〜Gieves & Hawkes〜
ミリタリーの歴史において ” GIEVES & HAWKES “ は切り離せない存在ですね。
1771年、仕立て屋から歴史は始まります。
ロイヤルワラント3つ全てを授与されているにはワケがありますね。
英国王ジョージ三世や軍関係者の御用達を筆頭に、イギリスの国家儀式における正装や軍隊のユニフォームを担当し、今尚上層部軍用ユニフォームはほとんどこちらで手作りされております。
王室の護衛として年に一回着用されるそうなんですが、皆さんこのギーブスのショップに当日来られて着替えられるそうです。
陸・海・空 全てのユニフォームを製作しておりますが、特に海軍で有名で第一次世界大戦前にギーブスが考案したのものがこちら。
ライフセービングベスト。 溺れないようにする為のアレです。よくある黄色いやつです。
膨らますことができるこの技術は実はギーブス&ホークスが開発したんですね! 特許も取得しています。
この第1号のライフセービングジャケットがまさにこの写真のものになります。しかもウール製ですよ!
そして真っ赤なブレイシーズ付けている彼がギーブス&ホークスのミリタリーマネージャー、ギーブスの歴史を教えてくれる、それ専門なのでしょうか。丁寧にあれこれをレクチャーして頂きました。デカイ。ゴツい。
さぁ、これは誰のでしょうか??
ご存知の方もいらっしゃるでしょう。
「マイケル・ジャクソン」が着用したジャケットです。
PVで使ったそうですが、実はこれ製作するのに通常ならば最低でも3ヶ月以上かかるそうですが、撮影の関係で確か3〜5日で製作したというお話を聞きました。 近くで見るとこの金モールの恐ろしい細かさが伝わるんですが、、、、 これを数日で作ったとは。
プリンセス・ダイアナが実際に着用していたミリタリージャケットです。
博物館レベルのジャケットが普通にハンガーで吊るされています。いいんでしょうか。
英国の歴史にミリタリーは切っても切り離せないんですね。 英国に限らずですね。
この写真と同じレプリカがあるから着てみるか? と言われ、父が着用。
サイズピッタリやん!
驚くほどにちょうどいいサイズ。
英国人はもっと大きいから、これは観光客向けのサイジングにリプロダクトされているんでしょう。
しかし、東洋人が着ると・・・・
どこからどう見てもチャイニーズですね。
ミリタリー感全く消えてますw
ミリタリーのお話を一通り聞き終え、地下にある工房へと向かいました。
現在のギーブス&ホークス ヘッドカッター さんです。
意外と職人さんが少なかったです。もしかすると多くは外注に出しているのかもしれませんね。
ミリタリー製作はこちらで行っているようですが。
実際に金モールを取り付けていました。
見た目とは裏腹に、とんでもない作業をしてました。
間近で見ることないので真剣に作業を見てました。
実は日本人スタッフ(職人)がいらっしゃいます。
宮崎県出身でのお方で、40歳で脱サラしこの業界未経験から今は46歳とおっしゃってました。
ジャケットを担当しているそうで、英国の縫い方と日本の縫い方の違いをずっとディスカッション。
良い勉強になりました。
最後にミリタリーマネージャーとパシャり。
帰り際、担当の彼に「歳はいくつ?」と尋ねると、
「27歳」
・・・見えない。
完全に俺は少年にしか見えない。
次は、KINGSMANの舞台にもなったあのテーラー。
「HUNTSMAN & SONS」へと向かいます。
No’4へと続く・・・
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
BELGRAVIA & SONS(ベルグラヴィア&サンズ)
■HP ■FACEBOOK ■instagram ■MAIL
■TEL 092-403-1256
■営業時間 AM10:00~PM7:00 ■定休日 毎週火曜日・第2,4水曜日
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
コメントを残す